2022年08月の記事 - 忠の勝手にプレコ・コリドラスブログ  
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( ̄´口` ̄)ノオイッス!!忠です!

サマーセールご利用ありがとうございました。
8月に入りあっと言う間に半月が過ぎました💦

さて、本日のご紹介はタパジョス水系の人気コリドラス達を・・・・・
ご紹介しようと思ったのですが?

はて?

数いるタパジョス系コリドラス達どこから来ているのか?

実際に何処で採れているのか気になり、
同業者の方、付き合いのある業界関係者に片っ端から聞いてみました。
結論から申し上げますと、皆さん厳密には知りませんでした。

プレコと違い本流には生息せず支流の、
更にイガラッペの更に名も無き小川で採集されている特性から、
買い付けているシッパーも本当の採集場所まで把握していないのだと思います。
国内で、現地で採集をした経験があり知っている方が一名おりますが、
それ以外では分かる人はいないでしょう。

そんな事なので記載地を調べてみました。

まずは、一番有名なこちら!!

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Coビファスキアータス ホロタイプ

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Coビファスキアータスホロタイプと共にパラタイプとして記載された個体
記載が古く記載経度が見つかりませんでした。
一応、昔からクルル川が記載と言われております。

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こちらが準記載産地テレスピレス支流のようです。
記載のクルルからはだいぶ離れておりますが、
テレスピレスの北岸支流と南岸の支流に生息していると考えられます。

そして、同水系に混生しているショートノーズ種がこちら!
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スーパーパラレルス
7年前にビファ・ルイーザと共に大量に輸入されるようになったビファのショートノーズタイプです。

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ラインが太く背ビレの色も濃いタイプ
このタイプが採集されるポイントは、
別のイガラッペの川と現地から情報をえております。

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側線に向かって滲むように黒いラインが入る別タイプ
採集地は不明でたまたロットによってこのタイプが入りました。

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ビファと混ざって輸入される3ラインビファとも、
セミロングのタパジョスシュワルツィとも言われるタイプ
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タパジョスシュワルツィ
シュワルツィのタパジョス対応種と言われているショートノーズのコリ。
こちらもどこで採集されているかは不明です。

さて、忘れてはいけないのが緑色のラインが美しいこちら。
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オルナータスとショートノーズオルナータス
タパジョスの下流として認識しておりましたが、
記載地の経度を確認した所!!
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ジャカレアカンガの西のアカリ国立公園周辺の支流やイガラッペで採集されているようです。
マデイラ水系のリオアリプアナが記載地のザワツキー・ブリットイ・パバネリアエが非常に似ており、
タパジョス水系の対応種がオルナータスでアリプアナの対応種がそれらと推測しております。
余計な事かも知れませんが、オルナータス系の種がなぜ採集出来なかったのでしょう。
本来であれば一番対応種が見つかりそうですけどね?

ついでですがマデイラ支流のアリプアナとは

2022-08-14 (13)
白い川マデイラ川
右から合流する黒い川がアリプアナ川
色合いからみてプレコやシクリッドが生息してそうな大河ですね。
おおよそコリドラスが採集される事がなさそうな雰囲気です(笑)

その事からも分かるように、最終的にはマデイラ川に注いますが、
源流はタパジョス近郊だったり別の水脈からの流入も多くある事がわかりますね。

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アリプアナの川は中州に砂地が見え小型種やコリなども生息してそうな雰囲気で、
色合いも黒く多種が生息してそうな大河ですね。

タパジョスのこれらの魚を紹介するにあたり忘れてはいけないのが、
それらの魚をの集積地にとなっているこの町です。

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ここに魚が集められBR-230を通りイタイツーバを経由し各地に配送されております。

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左に見える一本の筋がBR-230です。
広大ですね。
今回、経度を調べるために初めてグーグルアースを使ってみました。
予想以上のクオリティに夢中になりました。
このご時世ですので旅行に行った気分にさせてくれるでしょう。
現地の水系に思いを馳せながら楽しんでみてください。

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東岸がクルル川
西岸がイガラッペがあり土の隆起や剥げていることから、
雨季にはこの一帯は水没するのかと推測されます。

そして、タパジョス最高峰として君臨していたコリ!!
アンチェスター(セルパ)
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背ビレに黒斑が入るタイプ

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無斑タイプ

この2種は同水系ですが、左右に分かれた支流で採集されていると、
実際に採集した人に直接聞きました。
その他の河川でも微妙にタイプが違うのが採集さております。

そして、ジャカレアカンガの漁師に依頼し輸入したのがこちらです。

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この初期ロットが一番バンドが太かったです。
その代わり顔のスポットはやや控えめな個体が多いロットでした。

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その後は一般流通しましたがタイプが違い、
アンチェスターの雰囲気が強くラインが細いタイプが多くなったように感じます。
この種もロカリティを突き詰めればバリエーションが豊富で面白い事になると思いますが、
如何せん現地がね・・・・💧

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グーグルアース最高ですね。
旅をしている気分にさせてくれます。
ビファ記載産地とされているクルル川
今流通しているのが違う産地なら、
記載産地と見比べてみて産地毎にコレクションしてみたくなりますね。


忘れてはいけないのが、
7~8年前にビファ・スーパラが大量に輸入さてた時に、
同便で輸入されていたこのコリドラス。

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ルイーザ達です。
彼らが命名される前に少数輸入されたのがsp.ジャマンシン
その8年後?だったかな現地採集便で来たのがルイーザ。
その頃はコリの担当じゃなかったので時系列があやふやで覚えてません。

その後、大量に輸入されるようになったのですが、
一番の理由が採集地が2時間以上密林を渡った現地の村?キャンプ地?を
往復するのに200匹以上じゃないと割に合わないと、
現地へのオーダー数が一回200匹だったと様です。
嘘かホントか?

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ゴールデンサンダーロイヤル ジャマンシンの産地
タパジョスに注ぐ大きな支流ジャマンシン川です。

オレンジロイヤルを含めパナクエ系が好んで住んで居るのは、
やはり水の透明度が低い河川のようです。

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BR-230
今では民家などもあり農地もありそうですね。
20年前とはだいぶ変わっているようです。


では( ̄^ ̄)ゞ


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Tag:国産グッピー・熱帯魚・プレコ・シュリンプ・コリドラ

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